積極財政派とは?
積極財政派とは、国債発行を恐れず、むしろ自国通貨で発行できる国の借金を活用して、経済を積極的に動かしていくべきだと考える立場です。
この考え方に対し、財政緊縮派は、財政赤字を抑えるために節約を重視する立場であり、財務省を中心に強く支持されています。現在の政権は明確に緊縮派であり、安倍元総理は積極財政派でした。
現在は積極財政派の冬の時代か?
現在、緊縮財政派が政権を握っていますが、政治は権力闘争の側面があり、選挙によって変化するものです。主権者である国民の意思が反映されれば、積極財政派が再び影響力を持つ可能性があります。
積極財政派の現在の活動
積極財政派は現在も活動を続けています。その一例が、「責任ある積極財政を推進する議員連盟」です。
この議連は主に若手議員を中心としており、当選回数による参加制限があります。
この議連では、経済学者を招いて議論を行っています。例えば、明治大学の飯田教授(積極財政派)が「高圧経済」について講演を行いました。
高圧経済とは?
高圧経済とは、需要を積極的に増やし、景気を押し上げる経済政策です。しかし、議論の中で「社会保障改革」に時間を取られ、高圧経済の重要な部分が抜けてしまう場面もありました。
外国人労働者の問題とロボティクス
飯田教授は「外国人労働者の受け入れには反対」という立場を明確にしています。理由として、日本の医療・介護分野で安易に外国人労働者を増やすと、日本の社会のあり方が変わってしまうという懸念を持っています。
ロボティクスの活用
ここで議論になったのが、医療・介護分野におけるロボティクスの活用です。
- 飯田教授:「ロボット化は夢物語であり、実現には10~15年かかる」
- 青山氏:「ロボティクスの進歩は加速しており、実現はもっと早い」
特に、日本は軍事用ロボットでは遅れていますが、民間ロボット技術では世界のトップを走っています。例えば、石黒浩教授(大阪大学)は、人型ロボットの開発で世界的に高く評価されています。
人型ロボットと医療・介護
現在、日本では人型ロボットやアバター技術の研究が進んでいます。青山氏も、自分のアバターを作るプロジェクトを進めています。
- ロボットの医療・介護への応用
- 医療データを蓄積し、迅速な異変検知が可能
- 言葉の壁がなく、日本語での対応が可能
- 高齢者にとってストレスの少ない選択肢となる
外国人労働者の受け入れを減らし、ロボット技術を活用することで、積極財政を通じた技術革新が可能になります。
積極財政の必要性
積極財政の考え方では、未来の技術開発(ロボティクス、核融合炉など)に投資し、日本が世界のトップに立てる分野を育成することが重要です。
緊縮財政ではこうした技術開発が停滞し、国民の夢も奪われてしまいます。 政策の選択が、日本の未来を大きく左右するのです。
積極財政派の今後
積極財政派は、安倍元総理と親しかった議員や、長年この分野に取り組んできた議員と連携し、現在も活動を続けています。
政治は権力闘争であり、今は緊縮財政派が優勢ですが、将来的に積極財政派が台頭する機会は十分にあります。日本の技術革新と未来の発展のため、積極財政の重要性を訴え続けていく必要があります。
以上 「青山繁晴チャンネル」まとめでした。
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