【鈴木啓太ch・中村俊輔対談#5】中村俊輔が語るマリノス退団の真相&小野伸二の魅力に言及‼その詳細をまとめ

元サッカー日本代表であり浦和レッズで活躍された鈴木啓太さんが、自身のYouTubeチャンネルで元日本代表の中村俊輔さんと対談(2021/12/26公開)し、中村俊輔が語るマリノス退団の真相&小野伸二の魅力について語って言及していましたので、その詳細をまとめました。

もくじ

大逆転で優勝を逃した2013年シーズン

2013年シーズンでは、最終節で逆転されてはリーグ優勝を逃した。四つん這いになって悔しがっていたのは、記憶にない。

ホームで新潟に勝てば優勝だった、そしたその週の練習の雰囲気がいかにもって感じで固い感じになっていた。いつも2万3千~4千人のサポーターが来てくれるが、急に最終節でやっぱ5~6万人が入るによ日産スタジアムに。

雰囲気が変だったんだよね。優勝を見に来た人たちが集まったみたいな雰囲気だったのを覚えてる。

応援の熱気と、新潟の強いメンタリティ

それを、ホームで「うわぁ行くぞ」って、食うような感じの雰囲気というよりは、ちょっと「見に来たんで」っていう雰囲気。人数の割にスタジアムが静かだった。

そしたら、思ったよりも新潟のメンタリティーがすごい強くて、「優勝なんかさせねえぞ」みたいな感じで、なんか圧かけてきてたんだ。

それも含めて結局終わってみれば、優勝をできる本当の力がなかったのかなって思う。
「キャプテンとしてできたことって何なのかな」とか、「できなかったことって何なのかな」っていうのは、当時の強化部の人とかチームメイトとは話した。

横浜F・マリノスを離れジュビロ磐田に移籍した理由

俊輔の移籍の決め手と歓迎の準備

当時の監督だった名波さんは、かつて俊輔の移籍について対談で次のように話していた。

「俊輔、移籍する気あるか?」と。「そうですね、ちょっと考えてます」ってことで、まずジュビロの社長に言いました。「来シーズン着るような、ユニフォームっぽいTシャツを100枚作ってください。10番・中村俊輔」って。非売品ののシャツを作って、それを俊輔ん家に持って行きましょう、と。
プレゼントして、「我々はこれぐらいウェルカムですよ」と。

ユニフォーム貰う時はもう決まってた。ユニフォームを持って行って、スポンサーの方とかにも配る準備もしてた。100枚くらい持ってきて、20枚くらいもらったみたいな感じだった。

名波監督との再会に惹かれて

名波監督にはすごい興味があった。そういう人と一緒にプレーしてたけど、今度は監督としてどういう仕事をしてるのかっていうのを、すごく興味持って見てた。

一番は「マリノスで終わるまでやりたかった」、でもマリノスを出なきゃいけないっていう理由があった。
その話をどこからか名波さんが聞いていて、一番最初に名波さんから電話が来た。

「ホテルでちょっと話さないか?」って。

背番号10とトップ下の想い

小林祐希が移籍するということでトップ下を探してたっていう話があった。
で、「俺は俊輔が来るかもしれない」っていうのを聞いたらすぐにオファーが来て、それは嬉しかった。

初のJ2挑戦をした横浜FC移籍のきっかけ

J2・横浜FCへの移籍に迷いはなかったのか?

J2の横浜FCに行くことに、抵抗みたいなものはなかった。経験したかった。やっぱり、マリノスを出してしまった。じゃあ、何が自分の人生で幸せか?を考えた時にJ2でやってみたいっていう気持ちはあった。カズさんを見てみたいってのもあった。カズさんにすごい興味があった。

2. 年上の選手とともにプレーすることへの興味

自分より年上の人が、どんなふうに振る舞って、どうプレーしてるのか。
得られるものだらけだった。カズさんだけじゃなく横浜FCからも。

通算156ゴールから選ぶベストゴールとは?

俊輔のベストゴールについて、鈴木啓太は次のように話した

俊輔のベストゴールをマンUとの試合のフリーキックじゃなくて、2013年のホームで浦和とやったときのゴールをあげている「俊輔の左足は絶対ケアしろ」って言われてて、「左だけはダメだ」って、完全に読まれてたんです。
でもその状況で、真ん中あたりから左でキックのフェイントを入れて、またぎでかわして、右足でズドンと決めた。それが自分にとって一番衝撃的すぎて、ベストゴールだと思っています。意外性も含めて。

あれって、パターン練習でずっとやってたことなんだ。と俊輔は当時を回想する。
咄嗟に出たけど、それが形になってゴールになるのは本当に嬉しい。

ミシャ監督に俺がいないところで終わった後に言われたんです。
「何もない状態からやって結果を出すのは一流の選手だよ」ってコメントをくれて。あれはすごく嬉しかった。

あと、印象に残ってるのが、ガンバ戦のトーキックで決めたゴール
その前の週、代表戦で韓国戦に若手として呼ばれて、数分しか出られなかったけど。その試合で相手選手がすごく似たようなゴールを決めたのが脳裏に残ってて、そのイメージを次の試合で持っていて、自然に体が動いた。あれはイメトレの効果ですね。

練習してなくても、頭の中に残ってたイメージでプレーが出る。
そういうのが自分はすごく好きで、だからこそイメージトレーニングって本当に大事だなって思います。

技ありプレーと“ゾーン”の感覚

コンフェデの時にやった、くるくる回るマルセイユルーレットみたいに見えるけど、軸足を使って片足でコンコンって回って、右足で打った。ゴールにはならなかったけど、調子がいい時に勝手に出るプレイだった。
ゾーンに入ってる時の感覚って、怖いけどすごいなって、自分でも思います。

これからのキャリアプランとは?

まだ漠然としてますよ。でも、「指導者みたいな道に行きたいな」っていうのはあります。ただ、固く決めているわけではなくて、「チームを強くしたい」って気持ちもあるし、逆に「小学生だけ教えたい」という気持ちもある。

やっぱり原点は、小学生の時の先生なんですよ。
プロになってからはプロの指導者にお世話になってるけど、原点は幼稚園〜小学校の7~8年間。
その先生が、「負けず嫌い」とか「サッカーを楽しむ」とか、ミスは許すけど、サボりは許さない先生だった。自分もそういうふうに、小さな子たちとふれあいたいという気持ちもある。

もちろん、トップの舞台でもやってみたいっていう気持ちもある。さらに、海外で指導者になるっていうのは、日本人にとってまだまだ難しいこと。だからこそ、そういうチャレンジにも興味がある。色々やってみたい。

でも今は、「準備しなきゃ」って気持ちにはなっていない。まだ現役だし、今はサッカーだけ。今契約しているクラブ、そして今までお世話になったクラブに対しては、感謝の気持ちがある。だからこそ、今はあえて「漠然とさせている」っていうのが正直なところ。

一番フィーリングの合った選手“小野伸二”

小野伸二と横並びでプレーしたのって、トルシエ監督の時のオリンピック代表予選くらい。そのくらいしか記憶がないけど、ポジションとしてはボランチと違って横に並ぶと、いいボールが出てくるし、近くに寄ったときに「次のパスを出してほしい」という意思が伝わるんですよね。あれはやっぱり特別な感覚だった。

考えていることが結構似ている部分もあって、見えている世界が近いから、イメージの共有がスムーズだった。まるで自分が出したような感覚になるんです。「うわ、俺のイメージ通りだ!」って。それがすごく嬉しい。

以上「鈴木啓太チャンネル」まとめでした。

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